躾の時期
生後13ヵ月の依存の時期を経過すると、やがて幼児たちは何でも自分でやろうと行動するようになり、親の言葉に対しても、小さな反抗を繰り返すことがある。この時期(3歳~5歳)を著者は「独立の時期」と捉えて、何ものにも依りかからないで生きてゆける自由な人間を育てる急処だと考えている。同時にそれは躾の時期でもある。
著者のいう躾とは、人間の心の自律性を活かすものであり、自分の要求を積極的に発揮する手段であって、その人を美しくする身だしなみでもある。その躾をさまざまな角度から究明した本書は、親に対する躾の書でもある。
野口晴哉著 B6判 並製函入 254頁