風声明語 <第2巻>
『風声明語』第二集は、野口晴哉が十代であった昭和初期から晩年に至るまでの随想の中から選びました。後年著者は、自己の若き日を振り返って左の如く述べています。「健康に生きること、全生することだけが人の生きる目的であるということを十二歳の時(大正十二年関東大震災の年)に気づいて以来四十年、少しも迷わず、少しも変えることなく生きてきました」と。
野口晴哉の思想が今もなお新しく人の心を動かすのは、如何に時代が移り変わっても、決して変わることのない人間の裡なる自然と、生きる力を気づかせるからではないでしょうか。野口昭子(本書あとがきより)
野口晴哉著 2巻 文庫判並製 192頁